江戸時代、東海道「日永の宿」では、「日永うちわ」「永餅」「日永足袋」の3つのみやげ物屋が軒を並べて賑わい、なかでも、「日永うちわ」は農家の人々が農閑期に作り始めたもので、お伊勢まいりのみやげ物の一つとして、好評を得ていました。
お伊勢まいりへ行く途中、気に入った柄を注文して、帰り道に再び立ち寄り、出来上がった日永うちわを持ち帰ったと言われています。
一本の細い竹をそのまま使っているので、柄が丸く、よくなじみ、手に持つとひんやりと心地よい感触がします。竹を細かく割き、それを交互に袋状に編んでいるので、弓のようにしなり、風が柔らかくなびくのです。現在では日永うちわをつくっているのは、「稲藤」の1軒のみとなりました。
住 所 | 四日市市日永4丁目4-48 |
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アクセス | 四日市あすなろう鉄道内部線「南日永駅」から徒歩約5分 |
営業時間 | 10時~18時 |
定休日 | お盆、正月期間 |
料金 | 2,200円~ |
駐車場 | あり |